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【ユベオツボディビル記事57】
日本ボディビル連盟
玉利齊会長 ご引退


ボディビル画像写真・日本北海道01


玉利時代の終焉

おそらく30年以上は会長職であられたであろう我が日本ボディビル連盟の玉利齊会長がご引退されました。 社団法人化、そして公益法人化と、大会や規模を拡大させたご尽力には尊崇の念を抱きます。 今後は名誉会長という形で携わられるようです。 長い間大変お疲れ様でございました。

肥大化し過ぎたボディビル連盟に警鐘

日本ボディビル連盟は、時代に合わせ規模を拡大して行きました。 無差別しか無かった全国大会(日本ボディビル選手権大会)に、体重別(日本クラス別ボディビル選手権大会)を新設し、その後は身長体重別(日本クラシックボディビル選手権大会)も加えました。

僕(ボディビル津田)個人的な見解になりますが、ここまでの規模拡大は とても良いことだと思います。 無差別大会だと何十人も出場してくるので、正直いって公平で客観的な審査ができない可能性はありますが、階級が分かれると人数が分散し10〜20人程度になりますので審査がしやすくなると思います。

しかし、日本ボディビル連盟はその後も拡大を続けました。 女子のフィットネスの部とか、男子・女子のフィージーク(ソフトボディビル)の部も新設されました。 これは僕は行き過ぎかな!?って感じています。 大会は予算や日程の都合上、ボディビルの部 ・ フィージークの部 ・ フィットネスの部 と併催されます。 そうなると スケジュールが過密になり、1カテゴリーごとの審査や進行が雑(悪くいえばいい加減)になってしまう気がするのです。

家電にしても、パソコンにしても、最近は色々な余計な機能が てんこ盛り になってしまいました。 レンジなら加熱さえ出来ればOKで 余計なボタンはいりません。 テレビも録画と視聴ができればそれで十分です。 パソコンも ネット と ワープロ が出来ればそれで十分です(最近のWindowsは余計な機能や更新が多すぎます!怒)。

我らが所属させて頂いてるボディビル連盟は、日本ボディビルフィットネス連盟へと名称まで変えてしまいました。 ボディビルは コア な 『ボディビル(筋肉道)』 の王道だけを歩き続けて欲しい! 日本ボディビル連盟 のままで良いのです(^^)  シンプル・イズ・ベストです。

あまりにも肥大化すると何かしらの弊害や対立が生まれて来るのが世の常です。 極真空手にしても プロレスにしても、極端な肥大化をして、カリスマ的なリーダーが亡くなった後に対立・分裂しています。 我がボディビルもそうなっていくのではなかろうか!?と少し危惧している今日この頃です。

玉利会長は、カリスマ的リーダーで政治力も持ち合わせておらっしゃいました。 そのカリスマ会長がご引退されて、今後の日本ボディビル界がどうなっていくのかが注視されるところです。


【注】 ユベオツボディビル同好会会員の中でも異なる見解をされる方もおらっしゃいますので、みんなが同じ考えではございません。 盛英信 氏(2007年度 北海道ボディビル選手権大会優勝、ユベオツボディビル同好会 名誉代表)は、かえって裾野が拡がってメジャーになっていくので良いのではという考えです。

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