≪ 第9回 ≫
レッグプレスを極めろ!色々ある効かせ方!ボディビルダー必見!



レッグプレスとは文字通り、パット(重り)を脚(レッグ)で押す(プレス)種目の事で、大腿部を鍛える目的としています。

しかし、この種目も実に奥が深く、『足幅』や『レッグプレスマシーンの角度』により、効果のある場所が全然違うのです。

さあ!これから神秘なるレッグプレスについて、じっくり解説して行きましょう!これを読めば、貴方もマニアック・ボディビルダー認定です!!



@ 平行型レッグプレス 0度

昔のレッグプレスは皆このマシーンでした。色々な種目ができる何台もつながって一緒にあるコンビネーションマシーンの一部分でした。今では、各マシーンが単独になって(コンビネーション式では無くなった)、このマシーンは今でも存在し続けています。

しかし、私個人的には一番大腿部に効かせにくいマシーンであります。なぜならパット押付けた時にどうしても、押した力で、 押したパット と 背中を固定している後部パット(支え部分) に

挟まれて圧迫された力は上に働いて 体が少し宙に浮いて 座っている場所・ポジションがズレてしまいます。

そうすると、固定した運動動作がしにくくなり、大腿部にダイレクトに効かす事が難しくなります。

という訳で、私は好きではありませんが、現在通っている体育館には、この種類しかないので仕方なく使っております。

更にはマシーンの構造上、または一般体育館に多いマシーンのため、搭載(積載)重量が100キロ〜200キロ程度で専門者が使うには全く物足りないマシーンです。



A 45度 レッグプレス

次に45度レッグプレスです。ここ10年くらいの間で急速に普及したマシーンです。場所も取る上、マシーン重量も重くなったり、45度という中途半端な角度のため製造技術も難しいなどの理由で、最近まで無かったマシーンの様に思います。

このマシーンは上記の平行型でも述べた様に上に働く力で、やはり ポジション がズレてしまいますが、物理学的なせいでしょうか?45度と角度がついている分だけ、まだマシな様です。

という訳で、私は比較的好きなマシーンですが、どこかのジムで数度使っただけです。専門的色が強い感じも受け、この辺の体育館では見かけた事がありません。まあ、専門者が行うマニアックなマシーンなのでしょう!

更につけ加えるならば、一番重さを積載できるマシーンで、標準でも300キロ〜400キロのプレート(重量物)、改造すれば500キロ〜800キロまで積載可能と言います。

うーん?! やはりマニアックかな??



B 垂直型レッグプレス 90度

平行型同様にこのマシーンもかなり昔から使われているマシーンです。単純に上に押すだけの構造のために製造しやすかったのでしょう!かつては、現在のカルフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツネガー氏もボディビル選手時代は愛用していたマシーンの1つであった様です。

(※ちなみにシュワちゃん時代には、45度マシーンは無かった様です)

この90度マシーンは、他のボディビルダーたちは臀部に効くと言いますが、私はとても大好きなマシーンです。

臀部に効いてしまう理由としては、垂直式のために中に強引にもぐり込む(身体を入れ込む)状態から運動するため、身体が硬い人・大きい人・腹の出ている人は、もぐり込み寝た状態で、ぎこちなくになってしまいます。

やりにくいのですから当然、大腿部に効かす事も難しくなってしまい、本来の目的とは違う臀部などに効いていまうのでしょう!

まあ誰が何と言おうが、私はこのマシーンが好きです!
愛しています!(m・・m)

しかし、このマシーンは上からの重量物落下などの危険性から、最近では体育館などでは敬遠され、更には専門ジムも体勢的に頭に血がのぼってしまうなどの背景から、45度が主流になりつつあり、レッグプレスマシーンとしては最も衰退して、すっかり見かけなくなってしまいましたね。大変残念です。将来的には自分で絶対買います!(宣言!)(m・・m)



(※) 私のより良い効かせ方!

垂直型と平行型は中々効かせにくいと良く言われます。そこで私の効かせ方をお話したいと思います。このサイトを見た方がお役にたって頂ければ幸いです。

右の図を見て下さい。私は僅かながら、ヒザの部分を手で支えつつ やや押込み(力を入れる)感じでヒザを押さえ込んであげます(右図緑矢印)。そうすると当然、レッグプレスパットを押す時に、ヒザは図(右図)の様に内側に絞れ込んでいくと思います。

ヒザを支えて押込んでいるため力学的に力の入る方向は右図赤矢印に集中する事ができ、安定した反復運動(レップ)が可能になると思います。

従って、安定しているため 大腿部にダイレクトに効かす事ができると思います。

それに比べて左図のヒザに支えの無い通常の方法ですと、
左図赤矢印の様に色々な方向に力が働いてしまうと思うのです。

更にはヒザに支えが無いため重量が極端に重くなった場合は、ヒザが当然ガクっと捻ったりして大怪我につながる心配がありますが、その時で手で支えてあげれば安心だと思うのです。

さあ、皆さん!マニアックなレッグプレス世界へどうぞ!



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