| ボディビル 歴史 選手権大会流れ 審査方法 など ● 日本ボディビル界の歴史・概要 日本ボディビルの歴史は日本ボディビル協会(現在の日本ボディビル連盟)が昭和30年(1955年)に設立されたのが始まりであると定義されています。 その後、平成4年(1992)年より文部省より認可され、現在の社団法人日本ボディビル連盟(JBBF)となります。92年以前はボディビル大会は『ボディビルコンテスト』と言われていたのを『ボディビル選手権』に名称を改定、“スポーツ競技” としてのボディビルを確立して行きました。。 将来的にはIOC(国際オリンピック委員会)へ正式加盟して『オリンピック正式種目』になることを目指している。しかし、ドーピング(薬物問題)が今だ解決されておらず、正式種目となるのは難しいのが現状であります。 かつては社団法人日本ボディビル連盟(JBBF)が認める(派遣していた)団体はNABBA(イギリス・ボディビル協会)でしたが、ここ25年間はIFBB(国際ボディビル連盟)としています。 日本ボディビル連盟(JBBF)では選手の個人加盟が認められておらず、認可するジムか同好会からでないと選手権への参加が出来ない、幹部間の意見の相違など様々な背景から、他のボディビル団体を設立する動きもあり、現在では、NBBF(NPO法人日本ボディービルディング連盟)やJPC(日本フィジーク委員会・元世界チャンピオン杉田茂氏が立ち上げた団体)などもあります。それぞれの団体が全国大会を開催している。なお、一番大きな団体である日本ボディビル連盟(JBBF)が他団体へ参加した選手は永久出場不可という制裁条項を設けていることが問題となっています。 国内ボディビル界で最も大きな日本ボディビル連盟(JBBF)では、@個人参加が出来ない(認可ジム・同好会からの参加でないと駄目) A他団体への参加不可 などの理由からボディビルの活性化を阻害しているという意見もあります。 @の理由は、もし個人参加が可能ならば、選手・トレーニングする利用者の殆どが大手の綺麗なフィットネスクラブへ流れてしまい、個人経営で資金力が無い弱小なボディビル専門ジムが潰れるため、認可ジムであるという特権を与えて、専門(弱小)ジムを保護するという背景があります。 Aの理由は、将来的にオリンピック正式種目を目指している為、団体の分散化を抑止したい考えであると思われます。空手やテコンドーなども団体分散化が問題となってオリンピックへの参加が困難となったりしている例があります。 ● ボディビル選手権の大会流れ ボディビルでは規定ポーズ(下記イラスト参照)というものがあり、それを参考にして順位をつけて行きます。 ![]() @ ダブル バイセップス フロント A ラット スプレッド フロント(女性とカップルズは除く) B サイド チェスト C バック ダブル バイセップス D ラット スプレッド バック(女性とカップルズは除く) E トライセップス F アブドミナル&サイ ボディビル選手権の流れはこの『7つの基本ポーズ』+『リラックスポーズ』を元に以下の様に大会を進行して行きます。 【 ピックアップ審査 】 参加選手全員 参加人数が多い場合、全員を何グループかに分けて基本ポーズ(又はスプレット系とアブドミナル&サイを抜いた4ポーズ)をとらせ15名程度(小さな大会では10名程度)に絞ります。 【 予選審査 】 15〜10名 (1) ピックアップされた選手を全員でポーズをとる、又は数名を呼び出して比較をします。 (2) 基本ポーズやリラックスポーズを元に順位を決め、決勝審査に進める選手を決めます。日本ボディビル選手権やジャパンオープンなどの大きな大会では『12名』、地方選手権やクラス別選手権では『6〜7名』の場合が多いです。 【 決勝審査 】 12〜6名 (1) 第一次審査 1〜5名でフリーポーズ(基本以外にも好きなポーズでもOK)。これは参考程度で採点対象にはしません。 ※地方選手権では観客へのサービスで【予選審査】や【ピックアップ審査】の段階で参加選手全員にフリーポーズをさせてあげる場合もあります。 (2) 第二次審査 1〜2分のフリーポーズ。これは自分が選んだ音楽で一定時間フリーポーズをとります。これは採点対象となります。 【 ポーズダウン 】 観客へのサービスで決勝進出者全員でポーズ合戦をします。ポーズダウンをしながら順位が下位の者から発表して行きます。最後の1位・2位の発表時点では会場のテンションは最高潮になります。 ● ボディビル選手権 審査方法 ボディビル選手権では地方選手権では7名、大きな日本選手権レベルでは9名で審査します。 審査員はまず【ピックアップ審査】で【予選審査】に進めても良い15〜10名程度をゼッケンbェ書かれた用紙(参加名簿)に○(又はチェック)をします。全審査員の得票数を集計して○数(又はチェック)の多い順に選抜して行きます(下記例表参照)。 【 ボディビルピックアップ審査例表 】 ![]() ※この画像は容量を抑えるため画質を落としています この大会(実は2006年北海道ボディビル選手権の審査表)では15名参加で、まずピックアップで予選審査進出者10名を決めます。 更に【決勝審査】に進める選手を決めます。この大会では7名に絞ります。 審査員はそれぞれが1〜10位まで数字を書き込みます。公平なる審査にする為、最高順位と最低順位を除いた(審査員が9名の場合は上下2位カット)合計点の低い順で予選審査の順位を決めます(下記例表参照)。 例えば、ゼッケンbP0(例表の上から3番目)の人を見ます。 予選審査では左から 3・4・2・5・3・3 となっていますが、上下1位カットですので、3・4・ この段階でまず8位〜10位迄が決定します。この順位は大会会場で公表する場合もあれば、後日、関係者やマスコミにのみ公表する場合もあります。 【 ボディビル予選審査例表 】 ![]() ※この画像は容量を抑えるため画質を落としています そして【決勝審査】です。残った7名に対して順位をつけます。 審査員はそれぞれが1〜7位まで数字を書き込みます。公平なる審査にする為、最高順位と最低順位を除いた(審査員が9名の場合は上下2位カット)合計点の低い順で決勝審査の順位を決めます(下記例表参照)。 [ 予選審査小計点 ]+[ 決勝審査小計点 ]の総合計(合計)の点数が低い順に『最終順位』を決定します。 【 ボディビル決勝審査例表 】 ![]() ※この画像は容量を抑えるため画質を落としています この大会の例は合計の同点が2組(『優勝争い』と『6位争い』)あるという難しい例です。 まずは『優勝争い』の場合です。 ゼッケンbP3とbO1が同点となっています。 この場合は上下をカットせずに集計して、点数の高い方を上位とします。 ▼上下カット1位した場合 ゼッケンbP3[予選 ゼッケンbO1[予選2・2・ ▼上下カットしない場合 ゼッケンbP3[予選1・1・1・2・2・2]+[決勝1・1・1・2・2・2]=[総計18点] ゼッケンbO1[予選2・2・3・1・1・1]+[決勝2・2・3・1・1・1]=[総計20点] これにより優勝はbP3の選手、準優勝はbO1の選手となります。 次に『6位7位争い』の場合です。 この場合は決勝審査での小計が高い方を『最終順位の上位』とします。 ▼決勝審査小計 ゼッケンbO9=22点、ゼッケンbP5=23点 これによりbO9の選手が6位、bP5の選手が7位となります。 ● ボディビル選手権では何処で優劣を評価するのか? ボディビル選手権では基本ポーズを選手にとらせて、次の点で優劣をつけて行きます。 @筋肉の大きさ(バルク) A筋肉ムキムキ度(カット) B均整・体全体のバランス これは例えば『@があっても、Bで上半身は凄いが下半身が細い』などの場合は評価が低くなります。審査基準はある程度はありますが、最後は審査員の好みになってしまいます。 そこで公平にする為に順位の上下1位(又は2位)をカットして平均した数値にしてから、順位点を加算して集計するシステムなのです。 しかし、審査員によってかなりバラつきがある、審査基準が不透明などの問題は今だ解決されていません。そこで毎年、色々な選手権で判定に物議をもたらします。@〜Bのそれぞれの項目で更に詳細で評価して理由文を添えるなど、より明確にして行く必要があると思います。
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